「秘湯を守る会」の名湯・国見温泉
下山して、いよいよもうひとつのお楽しみ、温泉タイムです。今日のお宿、石塚旅館は「日本秘湯を守る会」に加盟しています。
国見温泉は、かなり特殊な泉質で、温泉マニア的には、一度は行ってみたかったところ。なかなかアプローチしにくい場所にあって、今回ようやく念願がかないました。
男女別の内湯・露天が各1、男女別の広い内湯「薬師の湯」、そして混浴の露天風呂があります。
なかなか混浴に入る度胸はないのですが、お宿の方が、空いていそうな時間帯を教えてくださって、無事(?)女性貸し切り状態で入れました。
ココのお湯は「含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉」、硫黄の香りが漂う効能の高い温泉です。何といっても特徴的なのはその色! まるで、バスクリンを溶かしたみたいな色なんです。
きれいな緑色で、よく見るとうっすらと油膜が浮いてます。とはいえ、ベタベタするようなことはありません。浴槽には真っ白の湯の花がびっしりとついていて、いかにも濃厚。
成分がきついので、入りすぎに注意とのことでしたが、夜の間に3回くらい、朝にも入って、念願だったみちのくの名湯をたっぷりと堪能しました(※浴槽の写真は、許可を得て掲載しています)。
歴史を刻んだレトロな建物には風情があって、うんと山の中なので夜は静寂の世界。携帯電話がかろうじて通じるのは一部屋だけで、デジタルデトックスにもなったかも……。
温泉三昧でたっぷりと癒されながら、翌日の登山に備えました。「可憐な高山植物三昧! 初夏の花を愛でる山旅【秋田駒ケ岳編】」へ続く。