自転車でテント泊をしながら旅するバイクパッカーにとって、悩ましいのがテント選び。自転車は積載スペースが限られるので、折り畳んだ際の荷物の嵩や重さが気になるところです。
加えて、展開した際のサイズや居住性も、テント泊で夜を過ごすうえで、クオリティを下げたくないポイント。そんな、携行性のよさと快適さを兼ね備えた自転車用のテントが、アウトドアメーカーのMSRからリリースされています。
「ハバハババイクパック」は、MSRのベストセラー「ハバハバシリーズ」のテントを、バイクパッカー用にカスタマイズしたモデル。
シリーズの特徴である居住性を保ちつつ、コンパクトに収納できるように改良。自転車に積載して展開することを重視して設計された専用のテントなのです。
ポールも折り畳めばハンドルの幅に収まる
「ハバハババイクパック」は防水仕様のハンドルバックに収納して、バッグごとハンドル部に積載する仕様です。収納時のサイズは1人用「ハバハババイクパック1」が約36×17×11cm、2人用「ハバハババイクパック2」が約37×18×13cmで、どちらもハンドルの幅にきれいに収まるサイズ。
設営用のポールもこの幅に収まるように、折り畳むと長さ30cmほどになる設計です。
ハンドルバッグを装着する際には、ハンドルとの間に空間をとるゴム製のスペーサーを装着して、バックルで固定。そのため走行中のハンドリングに影響が少なく、コーナリングやアップダウンによる揺れでも負荷がかかりません。さらにバンジーコードを締めて固定すれば、オフロードでも振られないほど安定感が増します。
ハンドルバッグはテントを収納しても容量に余裕があり、走行中にエネルギーを補給するための食糧、急な天候や気温の変化に対応する雨具やウェアを入れておくと、取り出しやすくて便利。バッグの下部にもスペースがあるので、キャンプマットを巻いて吊り下げられます。