咲いてわかったユリの正体はテッポウユリ?
白ユリは「聖母マリアの花」として神聖な花とのこと。真夏に香りの良い花を咲かせるユリは非常に種類が多いようです。庭で咲いたユリは姿形を見る限り、ラッパ銃に似ていることから名付けられたテッポウユリのようです。
屋久島から沖縄県の南西諸島、琉球の島々の日当たりがいい海岸部の崖などに自生します。横向きに白い漏斗状の花が咲きました。朝日を浴びて白い花が咲き、花筒の先がラッパのようにそりかえっています。
ユリの花言葉は純潔、甘美、威厳です。繊細な質感と香りが魅力で花びらが傷つきやすく、女性に例えることわざでは「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」とか。背筋がスッキリと伸びた先に咲く様はランウェイを歩く美しいファッションモデルのようです。
ユリは古代ギリシャの神話にも登場する花。エーゲ海に浮かぶクレタ島のクノッソス宮殿の壁画にもユリの花が描かれているとか。古代ローマでは兵士の傷を癒やす薬として、球根をすり潰して使っていたそうです。風に揺れる姿は優雅。純白で清楚なたたずまいに朝から癒されます。