サボテン系の特徴の花は数十年に一度しか咲かない
確かに環状道路中央分離帯にいきなり佇立するアオノリュウゼツランは下の方に黄色い花が咲いており、上の方はまだ緑色の蕾状態です。実際には「咲いている」という、一般的な花のイメージとはかなり違った植物で、多数の花というか蕾がひとかたまりになってその蕾が黄色く変色し先端から黄色い雄しべが伸びて黄色の塊を形成しているという感じです。いかにも多肉系な花ではありますね。7月中旬の開花状況の画像と比較するとわかりやすいかと思います。
日本では50年とも60年とも言われる開花までの時間の長さは、伊勢神宮の式年遷都以上に立ち会える機会が少ないだけに、この交差点を日々入れ替わり立ち代わりで人が訪れているのでしょうね。そしてなぜ道路中央分離帯に種が植わったのかという謎です。報道によると管理する横浜市管理局サイドも、また花に詳しい識者の方々にも明確な理由が見つからず、ということのようです。
面白いのはこのアオノリュウゼツランの開花は横浜に限った話ではなく、東京では・日比谷公園でも今年先行して開花報道がありましたし、愛知県や兵庫県、鳥取県、長崎県でも市民の注目を集めているそうです。今年はリュウゼツランが流行語のひとつになるかもしれませんね。
横浜では、2024年のお盆前まで話題を振りまいてくれそうです。ちなみに開花後は黒く変色して枯れてしまうそうです。