ソトラバ

季節によって味が変化する? 野草を食べて育った牛から絞る真の牛乳「田野畑山地酪農牛乳」 産地直〝食〟なソトごはん

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

世界からも認められた至福のチーズ「白仙」

苦しい時代もあった山地酪農でしたが、牧場ができてからは牛乳の生産ができるようになり、その味のおいしさがどんどん口コミで広がって、お客さんも増えてきました。2018年からは「もっと山地酪農牛乳のことを知ってほしい」と息子の雄志さんがチーズやヨーグルト、バターといった加工業もスタートさせました。

息子の雄志さんに加工食品をつくる上でのこだわりを聞くと、「牛乳の味がしっかり出るように作っています。素材の牛乳が、これ以上こだわりようがないくらいにこだわってるので」と話してくれました。

ただ、チーズに関しては山地酪農ゆえの苦労もあるのだと言います。

「牛乳の味が四季によって違うので、チーズづくりは大変なんです。毎回牛乳の味に合わせて、乳酸菌の量を変えたり、温度の調整をしたり。これによって味が全然変わりますね」(雄志さん)

こうしてこだわってつくられたチーズは信じられないくらいおいしいと評判で、なかでも「白仙」というフレッシュチーズは日本のチーズジャパン大会で最優秀部門賞、イギリスで行われたチーズの世界大会でもシルバー賞を受賞するなど、そのおいしさは海外でも評価されています。

「消費者が数字しか見なくなってしまうと、うちは負けます。でも、高いにはやっぱり全部高いなりの理由があるということを知ってもらえたら嬉しいです」(吉塚公雄さん)

ミルクと生クリームを組み合わせたダブルクリームの白仙は、とろりとやわらかくミルクの味が濃厚。チーズ好きにはたまらない一品。キャンプ場で食べるなら、固めのパンの上にのせ、とろ~りと焼いてチーズそのものを味わうのがおすすめです。

田野畑山地酪農牛乳と加工品は、岩手県の久慈、田野畑、岩泉にある道の駅や、盛岡のスーパーで販売されているので、岩手県でキャンプをする際はぜひゲットしてみてください。ECサイトもあるので取り寄せてキャンプに持って行くこともできます。

山地酪農の牛乳は、自然の中で飲むことでより一層おいしく感じられるはずです。

■田野畑山地酪農牛乳 
https://yamachi.jp/
■山地酪農牛乳 ECサイト
https://yamachi.official.ec/

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