標高730m低山に詰め込まれた登山の醍醐味ルートを堪能
入り口には厄王山の石碑が立ち、標識には御前山と厄王山奥の院が連記されています。穏やかに登り、朱の鳥居が見えたらその先が本ルートです。ちなみにこの鳥居は厄王山四号目となります。ちなみに厄王山大権現が一号目で奥の院は十号目です。山頂は十号目の先になります。
つづら折りの登山道は急登ながらも道迷いの心配もなく、尾根に出ます。右手に再び朱の八号目鳥居が出てきます。つづら折りの急登路は続きますが、程なくして左手頭上岩壁に食い込むかのように立つ奥の院が現れます。奥の院は無機質な鉄製の扉に閉ざされて時を過ごし続けているようです。奥の院前を通過して、このルート上最大のデンジャラスポイントを迎えます。とはいえ足の置き場はしっかり確保できるので、足元を確認して先に進みましょう。山頂直下は間もなくです。
プチ岩場をやり過ごしていよいよ山頂です。標高730mという低山ですが、登山の楽しい要素がみっちり詰め込まれていると思います。下山はピストンないしは猿橋方面へのルートもありますが、沢井山ノ頭、馬立山、札金峠を経由して九鬼山を巡って十番山頂コンビを制覇する縦走プランをおすすめしておきます。