甘さと塩っぽさのせめぎ合いで脳がバグる
まずは実際にアイスにかけてみよう。いきなりドバッとかけて取り返しがつかないことになると困るので、焼肉のタレは少しずつかけていく。おっ、見た感じは悪くないね。これがカラメルシロップだったら間違いなく美味いのだが、焼肉のタレはどうだろうか?
スプーンですくって食べてみる。 ……? …………?? ………………??? なんだろうか、これは。
いや、おいしくないというわけではないのです。バニラアイスは冷んやりとして、甘~くて、美味しい。焼肉のタレも様々な素材が混じり合った複雑な味わいを含んでいて、タレそのものは美味しい。じゃあ、それが合わさると美味しさは倍増するのかいうと、うーん、どうなのかな。甘いのか塩っぱいのかどっちつかずで、脳がバグる。
ただ、まずアイス部分だけを食べて、そのあとタレがかかった部分を食べてみると、意外に悪くない。そのあとまたアイス部分を食べると、さっきよりさらに甘さが増して感じられるという効果もある。むしろ、甘い物好きな人ほど、この効果を受け入れてくれるかもしれないです。
ちなみにぼくは焼肉のタレはほんの少しでいいんじゃないかと思いました。塩がお汁粉の隠し味であるように、スイカに塩をかけるように、本来、甘いものと塩っぱいものは合うと言われている。でも、その量はちょびっとなんですね。ホンの少しだから、その甘さを引き立てる。
おまけで買っておいた三色だんごにも焼肉のタレをかけてみたところ、あら不思議。みたらし団子みたいな味わいで、美味しかったです。ただ、こちらもかけすぎには注意が必要です。