突如フードゾーンに現れる「EATBEAT! STAGE」
海エリアのフードゾーンのど真ん中にも人だかりが。こんなところにもステージがあるの!? と意表を突かれました。多くの人々が行き交う道にもDJサウンドが響きわたり、フェス気分をさらに高めてくれます。
音楽を聴きながらフェス飯を食べる時間は何ものにも代えられない至福のひととき! 多くの人が、ご飯タイムも心地よいサウンドを満喫していました。
ラグナシア側のメインステージ「遊園地STAGE」
たくさんのお店が並ぶ遊園地エリアで一番大きいステージが「遊園地STAGE」。大きなプールも近く開放感あふれるステージです。2024年はnever young beach、group_inou、在日ファンク、踊ってばかりの国といった国内の音楽フェスを盛り上げ続ける人気実力派たちが登場。
ジェットコースターに乗る人々の悲鳴が聞こえてくるという、ほかにはまずないような環境で数多くの熱いステージが繰り広げられました。こちらもキャパシティは十分で音も抜群! 遊園地の中を歩きながら音楽に耳を傾ける人も多かったです。こんな楽しみ方ができるのもこのフェスの魅力でしょう!
最先端クラブであり盆踊りスポット「MORI.MICHI.DISCO.STAGE」
YonYon、オカモトレイジといった人気ミュージシャンのDJプレイを堪能できた「MORI.MICHI.DISCO.STAGE」は盆踊りが楽しめる時間もあり、まさに新旧のディスコ文化が入り混じった異世界空間。
何も考えずにただただ踊る、音楽に全身を委ねる……。このフェスはそんな楽しみ方までできるんです!
食のイベント、トークショーなどを開催した「種と旅とSTAGE」
全国の伝統料理を味わうことができる「種と旅と」というエリアもこのフェスの特徴。その名の通り〝種〟もたくさん販売されていて、植物好きの人にもたまりません。ここにもステージが用意され、時間によってはトークショーもあるなど盛りだくさん。
私が訪れたときも心地よい音楽がかかっていて気持ち良い雰囲気でした。至るところに音楽が流れ続ける、「森、道、市場」らしいエリアといえます。
遊園地エリアの最果てにある「CIRCUS STAGE」
遊園地エリアはジェットコースターあり、たくさんのお店ありと、思いのほか広大ですが「CIRCUS STAGE」も素晴らしいステージ! 水中、それは苦しい、川本真琴ら多彩なミュージシャンが登場し会場を盛り上げました。ほかステージよりサイズが小さいだけに、アーティストと観客の一体感はここがNo.1では?
これら8ステージに加え、人気お笑い芸人が多数出演した「MORI MICHI ART THEATER」も入れるとなんと9つものステージがあった「森、道、市場2024」。チケットが売り切れ状態になっていたのも、なるほど理解できました。とにかく、出演者が多岐にわたり、いろいろな楽しみ方ができるんです! 私も東京から参戦しましたが、東海圏以外からも数多くの人がやってくるのも納得。昼も夜もずっと心地いいイベントでした。
【著者プロフィール】
■半澤則吉(はんざわ・のりよし)
フリーライター。福島県出身。父がスキーを教えていた関係もあり幼少期から競技スキーに取り組む。高校時代から音楽活動を行い各地のライブハウス、野外フェスに足を運ぶ。その経験を活かし「ソトラバ」ではスキー記事、野外フェス記事を多数執筆。
https://www.instagram.com/hanzawanoriyoshi