街中に突如現れる横浜で唯一の「渓谷」高架下公園は巨大なエリンギの森だった

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  • 陣ケ下渓谷公園の渓谷
  • 陣ケ下渓谷公園の入口
  • 横浜にある秘境の陣ケ下渓谷公園
  • 陣ケ下渓谷公園の渓谷
  • 陣ケ下渓谷公園の標識
  • 陣ケ下渓谷公園のウッドデッキ
  • エリンギのような横浜環状2号線の橋脚
  • エリンギのような横浜環状2号線の橋脚

横浜市内中央部をほぼ南北に走る横浜環状2号線。鶴見区から磯子区をつなぐこの環状道路は、東海道新幹線・新横浜駅に通じ、国道1号、保土ヶ谷バイパス、横浜新道、横浜横須賀道路などと交わることもあり、交通量の激しい幹線道路です。

市内保土ケ谷区の通過ポイント高架下に、横浜市で唯一の渓谷があります。住宅街に囲まれた渓谷は陣ケ下渓谷公園と言います。

鎌倉殿の13人と関係の深い深山幽谷な渓谷

その高架下にある公園は保土ケ谷区川島町にあります。横浜環状2号線の川島町のトンネル部真下あたりの住宅街に公園入口が口を開けています。神奈川県内を横浜駅から西に走る相鉄線・上星川駅や西谷駅からの来場口となります。

陣ケ下渓谷公園の入口

陣ケ下渓谷公園はその名から武士の関与が想像できると思いますが、そもそもは和田義盛ゆかりの名称だそうです。そうです、先の大河ドラマの鎌倉殿の13人の一人です。義盛が狩の陣を張ったことから陣ケ下の名前が残ったと言われています。

入口から園内のせせらぎを下に、上には環状2号線の高架がかかり昼なお暗い森を形成しています。ほどなくして渓流の表示。石畳状の沢底にゆるりと渓流がつたう渓谷は静謐にして幽玄。気ぜわしい幹線道路の下とは思えない空間には優しげな陽だまり。訪れた日には若い母親に連れられてきた小さなお子さんが石畳の上で水遊びをしていました。沢遊びを普通の住宅街にある公園でできるのは羨ましい限りです。

陣ケ下渓谷公園の渓谷
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