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【秀麗富嶽十二景】秋のヒロインと呼ぶべき孤高の一座、五番山頂「奈良倉山」

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登山口へバスかクルマかで大きく違う、紅葉散策が人気

奈良倉山へのアクセスは公共交通機関のバスを利用しての鶴峠からのアプローチか、先述のクルマで松姫峠からのアプローチのどちらかとなります。昨年秋までは松姫峠側のバス便も運行されていましたが、その冬以後運行されなくなりました。

標高870mの鶴峠からの登山口からすぐにJTの森に入ります。正式にはJTの森小菅と言い、東京都の水源林の一画になります。スギ、ヒノキ、カラマツといった針葉樹の森を伐採して、広葉樹のコナラ、ミズナラ、モミジなどを植樹した混交林を作り上げて森を育てるJTの森の育成支援事業の一つです。約1時間の上りのコースタイムですが広葉樹による秋の彩を目当てに登山を楽しむ愛好者も多いようです。

JTの育成支援事業で植樹された広葉樹

鶴峠ピストンもありですが、そのまま牛ノ寝通りに踏み入って鶴寝山〜大マテイ山と足を伸ばして道の駅小菅に降りる登山者も多いようです。道の駅小菅に併設の小菅の湯で湯浴みして1日の疲れを癒すのは下山の醍醐味ですよね。あとはバスで1時間以上揺られてJR中央本線・上野原駅で下車になります。

道の駅こすげの駐車場

マイカー派には松姫峠荷役10台分の駐車スペースがあり、バイオトイレが設置されているので登下山時に利用できるのは嬉しいですね。駐車場からならコースタイム約40分で山頂とややコンパクトなので、一度駐車場までピストンで戻ってなお、牛ノ寝通りを伝って鶴寝山登山を追加してもいいかもしれません。