キャンプ歴うん十年。2輪でも4輪でもソロキャンを楽しむオーナーが、相棒として選んだクルマはスズキのエブリイ。昨今のソロキャンプや車中泊ブームも相まって、人気の軽バンだ。オフロードを走る機会も多いそうで、そのためにしっかり走れるリフトアップをして走破性を高めた点もポイント。今回はそんなオーナーのエブリイとキャンプギアにクローズアップしてきます。
キャンプ歴は40年以上、所有するテントは何と20張り!
キャンプを始めたのは小学生から。子ども会での集まりだけでなく、「親に叱られて家を飛び出し、野営したこともあります(笑)」。社会人になってからは少ない荷物でキビキビ動けるバイク、多くの荷物を積めるクルマを使い分け、それぞれの良さを楽しんでいる。
クルマも大好きで若い頃にはジムカーナにハマってスポーツ車に乗り、途中でバス釣りに興味が出た時はヒッチメンバーでボートをけん引して各地の湖に出かけていた。現在乗っているスズキ・エブリイはキャンプ仕様。荷物が積めるのはもちろん、軽サイズで小回りが利くので扱いやすい。そしてオフロードを走ることが多いため、リフトアップ用のパーツが多いのも決め手となった。
そこでエブリイのリフトアップ(しかもしっかり走れる)を得意とする徳島のアウトクラスカーズに行き、実車に試乗して同社のコンプリートカーを購入した。車高を上げたことでかなりインパクトあふれる見た目となったが、特に気に入っているのが乗り心地。「良く動いて粘って、踏ん張ってくれる。瀬戸大橋を走っても風でハンドルが取られにくい」。
キャンプを始めた頃はオシャレなギアもまだ少なく、「コールマンが全盛期だった時代」。しかしブームとなった現在では選び放題。どんどんギアが増え、テントは何と20張りも所有。季節や参加する人数など、用途に合わせてチョイスしている。キャンプを通じてモノを選ぶ楽しさも味わっています。
実用的で“キャンプ映え”する数々のギアにクローズアップ
バイクの時はギアの点数を抑えて手軽に、クルマで移動する時はもっと点数を増やして過ごしやすさを重視。今回は西日本で一番古いキャンプ場に訪れたということで、レトロな雰囲気を楽しむことに。「テーブルは味わいのあるウッド系で、チェアもロータイプ。ランタンは今だとLEDが主流ですが、あえて昔ながらの火を付けるタイプを持ってきました」。
テントは数多くのラインアップの中から、今回はトウキョウクラフトのワンポールテントを持ってきた。普通のテントはポールが内部に入るが、こちらは外に露出するタイプ。内部のスペースを広く取れるのがメリットとなっている。通気性が良いメッシュ仕様だから、気温が高い夏場のキャンプも快適。ソロキャンプであればゆったりとくつろげる。
キャンプ好きなら誰もが憧れる老舗ブランド、イエティのクーラーボックスとランブラージャグもお気に入り。ランブラージャグはいわゆる氷入れで、ステンレス製だからこその高い保冷性が魅力的。ひと晩たってもほぼ溶けずに残っているというから、飲み物を常に美味しい状態で頂ける。