物体から放射される赤外線を探知することで、サーモグラフィー画像として可視化できるサーマルスコープ。夜間のアウトドアやアニマルウォッチング、救助活動など幅広いシーンで使用され、人気が高まっていますよね。アイレイジャパンでは、高機能サーマル単眼鏡「ZOOMシリーズ」の上位機種である「ZH50V2」(52万8000円/税込)を発売。新機能が追加され、V2へバージョンアップした同商品をじっくり紹介していきましょう。
視野角切り替えはフォーカスリングでスムーズに
レンズは広角と挟角の視野角を持つデュアルFOVレンズを採用。焦点距離が25mmの広角FOVではターゲットを探索するのに活用でき、焦点距離50mmの挟角FOVはターゲットの識別や観察に最適です。
焦点距離はフォーカスリングを動かすだけでスムーズに切り替えることができます。ピントの再調整も不要で、鮮明な画質を維持しながら広角FOVや挟角FOVの使い分けができるのも魅力的。
暗闇や悪天候でもクリアな画像を実現
光源を必要としないため、夜間や日中でも茂みに隠れたターゲットを検出でき、その検出距離はなんと最大2.6km。高度熱画像センサーとレンズを組み合わせることで、完全な暗闇でもターゲットの検出が可能となっています。
また、アイレイジャパンが開発したIR解像度640×512ピクセルピッチ12μmの高性能検出器を搭載させたことにより、高画質な熱画像を表示できるようになっているのもポイント。「ウルトラクリアモード」をオンにすると、濃い霧や雨の中でも詳細にターゲットを識別する能力が発揮され、クリアな画像を確認できます。