秀麗富嶽十二景四番山頂は二番山頂、三番山頂同様に2座名を連ねています。二番、三番山頂がともに南北に峰をつなげているのに対して四番山頂群は東西に並んでいます。山頂からの秀麗富士も見え方が違います。滝子山は沢音に包まれながらのロングトレイル。笹子雁ヶ腹摺山は歴史を忍ばせる峠越えが特徴とキャラも大きく違います。
長い長い登りのスミ沢ルート、山頂は360度パノラマ
秀麗富嶽十二景の山々はもちろん、首都圏から山梨・長野の名峰に挑むに当たって利用することの多いJR中央本線や、国道20号線からもその堂々たる姿を見かけることが多いと思います。四番山頂の滝子山、標高1610mです。
その山頂は360度の大パノラマ。秀麗富士山は南側正面に立ち、本社ケ丸と清八山、鶴ケ鳥屋山を前衛にかしずかせ、東側に杓子山と高指山を従えた画角は王者の行進を見るようです。逆の山頂北側には大菩薩嶺から小金沢山、黒岳の小金沢連嶺の主要キャストと雁ヶ腹摺山〜姥子山を視界に捉えることができます。それまでの長い登りを忘れさせてくれる壮大な景観は、滝子山ならではの魅力だと思います。