古式ゆかしい山名の由来、春はミツバツツジと絶景コラボ
湯ノ沢峠から大蔵高丸を経由して緩やかなアップダウンを経て山頂へ。縦走と聞くと長い尾根歩きを想像して構えてしまいがちですが、縦走デビューにオススメの理由は、この大蔵高丸〜ハマイバ間は距離も短く約30分ほどのコースタイム。しかもルート上では何度か秀麗富士の姿を正面に見ることができます。
山頂は南側富士山眺望側に大きく開けています。山頂に打ち据えられた山名標柱に掘られている漢字の山名は「破魔射場丸」です。これもあってかハマイバはハマイバ丸と記されることもありますが、大月市の名称では丸なしのハマイバです。ここでは大月市ルールに準拠しました。
かつての大月市の集落の人々が破魔矢を射る神事を執り行ったことから破魔射場と呼ばれ、山名となったと言われています。古式ゆかしい山名は、字面といい響といいロマンを感じさせるものがあります。山頂から南側には春にミツバツツジが咲き乱れるという絶好のビューポイントがあります。縦走の掉尾を飾るにふさわしい絶景の山頂です。