キャンピングカーといっても、数千万円クラスのバスコンバージョンから比較的お手軽に購入できる軽キャンパー(軽自動車ベースのキャンピングカー)まで、さまざま。そんななか昨今のキャンピングカーは多様化を極めており、本格派の8ナンバー登録車ではなくても、5ナンバーや3ナンバーのまま車中泊やキャンプに使えるライトキャンパーが急増中です。
クロカンSUV譲りの走破性能とキャンピングカーが融合
2024年4月20日(土)に開催された「神奈川キャンピングカーフェア in 川崎競馬場春の大商談会」で、ソトラバ編集部が注目した1台がキャンピングカービルダーの「ロッキー2」が製作した『デリカD:5 MV(Mountain Village)』です。
スタンダードなMクラスミニバンとは一線を画す三菱デリカD:5の魅力は、なんといっても走破性の高さとパワフルなディーゼルターボエンジンを搭載すること。
さらに街中や高速道路、滑りやすい雨や雪道の走行シーンでも安心感のあるクロカンSUV譲りの4WD性能を備えることで、よりキャンプやアウトドアシーンで活躍してくれる特異なモデルといえます。
フルフラットベッドからダイネットへの展開もOK
デリカD:5 MV最大の魅力は、全長2100mm×全幅1110mmサイズの大人2名がゆったり就寝できる広々としたベッドを備えること。このベッドは対面対座のダイネットへとアレンジすることができ、大人2人が快適に寛ぐ居住空間を提供してくれます。
また、車中泊での使い方に合わせて1人または2人分のセカンドシートを残しながら、片側にソロ用の就寝ベッドの展開ができるなど、このフレキシブル性は大きなメリットになるといえます。