ボンベNG? トレッキングポールは? パッキングが悩ましい
肝心の登山スタイルですが、現地予想気温が20℃以下を表示しているので、トップスはベースレイヤーのTシャツに長袖シャツ。ボトムは3シーズン対応パンツの組み合わせ。ザックは容量38Lのモノでタテ×ヨコ寸法が、ざっくりとした素人計測ですが55×25cm。機内持ち込みは乗員100人以上の機体の場合タテ×ヨコ×幅の3辺合計115cmまでの10kg以下なので、幅35cm以内に収まれば、手荷物検査場にそのまま並ぶことができるだろうと判断。
まずマストアイテムの筆頭、レインウエアです。ジャケット&パンツはもちろん、大雨の際、パンツの裾が濡れてしまうと宿泊する山小屋に迷惑をかけてしまうので、スパッツ/ゲイターを加えた3点セットとします。この3点はパッキング時、最上段で取り出しやすいように最後に収納します。
宿に到着するまで利用目処のない着替え類をザック内最下段にするので、一番最初に収納。2日目に立山・室堂周辺の温泉宿泊のため、下着およびタオル、そして部屋着を含む着替え類をスタッフザックに振り分け収納。寒さ対策にはライトダウンかフリースジャケットで迷いましたが、今回は後者で対応することにします。
常備薬や痛み止め、絆創膏といったファーストエイド系をポーチにまとめ、歯ブラシ、ヘッドライト、耳栓などの小物とひとまとめにしました。
使用するザックが、そこそこ旧年式でウエストベルトポーチも小型。スマホが収納不可のため、登山行動時にカメラなど持ち出しやすいように、地図と一緒にサコッシュでまとめることに。サングラス、モバイルバッテリー、そして防水処理した手袋も念のために同梱。
水筒はカラで。ひとつはナルゲン風プラボトル。2個目は100円ショップで購入したソフトボトルを小さく畳んでザック内隙間埋めに。登山に必要な水は、室堂にある玉殿の湧水および宿で確保することにします。
最後まで悩んだのがヘルメットです。立山は特別にヘルメット着用推奨の山にリストされていませんが、雄山で3005mの標高。最高峰の大汝山は3015mの岩場です。慢心こそケガの元。万が一の対策優先でヘルメットを収納。ザックの幅は素人計測でおよそ25cm少々に収まりました。
さて、問題はコッヘル&バーナーキットとトレッキングポールです。前者はボンベがなければ意味がありません。ボンベはナイフ類と並んで機内手荷物、預けのいずれもNGです。平素の登山では欠かせない相棒ですが、今回は自宅待機としました。
後者のトレッキングポールは以前所有していたものより長い、と感じて計測したところ短く収納したサイズで約60cm。ザックのタテ全長より長いことが判明し、こちらも自宅待機組に。写真好きの方ならご存知かと思いますが、三脚など長い筒状のものは単体では機内持ち込み不可で、手荷物預けになります。登山アイテムの購入時は、あらゆる可能性を考慮することが必要だと改めて痛感しました。