土日でも静かに過ごせる多摩の尾瀬
矢川が入リこみ、水が豊富な湿地には短いものの木製のデッキが架けられ、さながら尾瀬のようです。水の中でカルガモが泳ぎながら餌を取っていました。
そして緑地内には所々の木に下の写真のように木の名前と役割や、人との関わりが記載されていて勉強になります。
湿地部分以外も魅力があります、草が生い茂る雑木林を歩いて少し疲れたら腰を下ろすベンチもあります。
ムサシアブミの群落があり、花は咲いていないものの大きめの葉が茂っていました。
ニリンソウとムラサキナバナ、キツネノボタンが咲くのを見たり。
また、散策路の横ではクサノオウの黄色が広がっていました。
また緑地内にはサンクチュアリがあり、お馴染みのカラスやキジバト、ムクドリがあちこちを歩き回り、シジュウカラやエナガ、コゲラの声を聞きました。また、ちょうど群れで餌を採りにやってきたオナガの姿を見ることができました。
矢川緑地保全地域は、決して広くはなく、歩き足りないと思う人もいるかもしれませんが、遠出しなくても水辺特有の清涼感と、湿地の植物や生き物を観察できる貴重な場所でゆったりお散歩することができる魅力的な場所だと思いました。近くの方はぜひ行ってみて下さい。
【データ】
■矢川緑地保全地域
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/nature/natural_environment/tokyo/area/07_yagawa