気になる2つの草の中間の植物の名前は?
カラスノエンドウとスズメノエンドウの違いをご紹介しましたが、実は花色も大きさも中間程度の草があり、カラスとスズメの間という事で「カスマグサ(カス間草)」という名前が付いています。花はスズメノエンドウに似ていて、大きさは5~7mm、青紫色で旗弁に紫色の筋が入ります。
スズメノエンドウは鞘に毛が生えていますが、カスマグサの鞘は生えておらず、タネの数もカラスとスズメの中間の4個入っている。本当に間をとった草なのです。
よく似た3つの植物は下記のような部分で見分けられます。これから徐々に鞘ができてくる時期、食べてみたり、笛にして遊んだり、それぞれ特徴を見比べたりして雑草の世界をのぞいてみて下さい。
【見分け方】
●カラスノエンドウ:花 – 10~18mmで葉の付け根に花をつける、小葉 – 長さ20~30mm
●スズメノエンドウ:花 – 3~4mmで枝の先に4つの花をつける、小葉 – 長さ10〜17mm 鞘に毛が生える
●カスマグサ:花 – 5~6mmで枝の先に2つの花をつける、小葉 – 長さ8~15mm 鞘に毛は生えない