東京のど真ん中で動物たちに会えるスポットといえば上野動物園です。不忍池や数々の美術館がある上野恩賜公園の中にある、一日中楽しめる人気の観光スポット。ぜひ行ってみたいという人や、既に訪れたことがあるけれどまた行きたいという人も多いかもしれませんが、こんな楽しみ方はいかがでしょうか。上野動物園の今注目のポイントや、おすすめのめぐり方について紹介します。
今年見るならスマトラトラの子どもたち
昨年12月、上野動物園ではスマトラトラのミンピが3頭の子どもを出産しました。愛称は「アロナ(オス)」「アバディ(オス)」「マクムル(メス)」です。一般公開に向けたトレーニングが済んだら、いよいよ公開となります。貴重なスマトラトラの子どもたちをぜひ見に行ってみてください。
千代田線で行くなら西園・池之端門からが便利
上野動物園には3つの入り口があるのはご存じでしょうか? よくGWなどにニュースで登場するのが東園にある正門です。JR上野駅から行くのに便利な門となっています。
正門の唯一のデメリットは混みやすいという点です。平日ならば良いのですが、休日は混雑することがよくあります。混みそうな日は不忍池側に回って、西園の弁天門に行くのも良いでしょう。弁天門も土日は混みやすいのですが、正門に比べると空いている場合があります。
また、西園には千代田線根津駅から徒歩5分のところに、池之端門があります。JR上野駅から正門に行くのに比べると人が少なく、落ち着いて訪れることができます。ただし、池之端門は10時から開門となるので注意してください。
東園はワイルド系、西園は癒し系?それぞれの個性を知るべし
上野動物園には正門がある東園と、不忍池がある西園があり、いそっぷ橋でつながっています。広い上野動物園をめぐるならば、それぞれにどんな動物がいるか把握してからにすると良いでしょう。
以前、ジャイアントパンダは東園に住んでいましたが2020年に引っ越して、今は西園に住んでいるので注意してください。
東園はゴリラやトラ、ゾウ、クマなどワイルドな動物たちにも出会えます。サル山のサルも長時間見ていても飽きがきません。
西園は癒し系の動物たちが多い印象です。パンダのもりや、両生爬虫類館、子ども動物園があり、人気のハシビロコウやカンガルーにも会えます。子ども動物園にはモルモットやウサギなどの小動物が住み、小さな子どもたちはモルモットとふれ合うこともできます(ふれ合いは要予約※平日のみ)。
肉食動物は朝に行動し昼には寝ていることが多いので、まずは午前中の早い時間に、東園の肉食動物たちに会いにいくのもおすすめです。
もっと詳しく知りたい人はガイドに参加してみては?
平日(火~金曜)には動物解説員による動物ガイドが実施されています。一種類の動物についてじっくり掘り下げたり、複数の動物をテーマに合わせて比べたり、その日によってテーマは変わります。時間は日により若干異なりますが10時30分または、11時から10~20分程度行われています。もっと深く動物について知りたいときには、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
※雨天の場合は中止※動物の展示状況により変更あり