意外と近くの公園にも咲いているかも?【フジ】
4月から5月にダイナミックに咲くフジは色々な種類があり、ざっくりいうとツルが右巻きで花房が長いノダフジ系と、ツルが左巻きで花房が短いヤマフジ系に分かれます。この内ヤマフジは日本の固有種で、山に咲いているフジは圧巻です。
フジはマメ科の花木で、房にたくさんの花が付いているため、藤棚など撮影する時には、少し奥の方にピントを合わせると、手前がボケて流行りの写真になります。
ヤマフジは野生らしさを捉え、また伸びる様子を表現するために縦撮りにしたり、対比できる構成物を入れると、見ている人にも花や木の大きさが伝わりやすくなります。
藤は、関東では「あしかがフラワーパーク」が有名です。また東京都日出町の「西福寺」にある”大久野ふじ”は推定樹齢約400年といわれる天然のフジです。
梅雨の鬱陶しさを吹き飛ばす鮮やかさ【アジサイ】
アジサイは、日本の太平洋側の海岸近くに自生するガクアジサイが原種とされ、現在の多くの品種が国内外に存在する落葉低木です。梅雨の時期に鬱陶しい気分を軽減してくれる華やかな様子に、最近はガーデナー達にも人気があります。
そんなアジサイは寄って撮影すると、花の美しさを際立たせた写真になります。とくに最近話題の品種や比較的新しい品種は、ぜひ写真に残しておいて下さい。
また、引いて撮影すると株の大きさや、アジサイならではのゴージャスさを表現できるので、道などを入れて写し、株の大きさとその場所の雰囲気を切り取ってみてください。
関東三大不動のひとつ「高幡不動尊金剛寺」には約200種類以上7,500株余りのアジサイが咲き乱れます。その他、境内と隣接する白山公園を合わせると約3,000株にもなる「白山神社」でも見事なアジサイが楽しめます。
晩春から初夏にかけては今回ご紹介した花以外にも、スイレンやハナショウブなど、写真に撮っておきたい花がたくさん咲きます。近くでどんな花が咲いているかチェックして、是非出かけて写真撮影してみて下さい。
【データ】
■横浜イングリッシュガーデン
https://y-eg.jp/■新宿御苑
https://fng.or.jp/shinjuku/■代々木公園
https://www.tokyo-park.or.jp/park/yoyogi/index.html■国営ひたち海浜公園
https://hitachikaihin.jp/■昭和記念公園
https://www.showakinen-koen.jp/■小石川植物園
https://koishikawa-bg.jp/■神代植物公園
https://www.tokyo-park.or.jp/park/jindai/index.html■あしかがフラワーパーク
https://www.ashikaga.co.jp/■東京都日の出町
https://www.town.hinode.tokyo.jp/0000002775.html■高幡不動尊金剛寺
https://www.takahatafudoson.or.jp/■白山神社
https://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/kanko/event/matsuri/ajisai.htm