キャンプでの快眠には欠かせないマットとコット。好みやシチュエーションによって、どちらを使うのかは意見が分かれるところです。今回はコットとマット、それぞれのメリットとデメリットを紹介していきます。
コットのメリットは地面の影響を少なくできること
コットとは、簡易的なベッドのような寝具のこと。地面と寝ている部分との間に空間が生まれるため、地面から伝わる冷気や熱気を軽減できるのが最も大きなメリットです。寝苦しい夏の夜や、寒さ対策が必須の冬のキャンプにはまさにぴったり。
地面からの感触が伝わりにくいのも大きな利点です。硬めの地面で設営した際や、河原などの砂利のサイトでの睡眠には大活躍。地面に何らかの問題がある場面では、第一の選択肢になってくる寝具といえるでしょう。
またコットは寝具以外にもベンチや荷物置きとして使うなど、多様な使い方ができるのも大きなメリット。他にも川の浅瀬に設置して水上でくつろぐといったロマンのある使い方も可能で、ファンの多さにも納得できるキャンプギアです。
一方でコットのデメリットはクッション性がないこと。コットは圧力が一点に集中しやすいため、背中や肩、腰に負担がかかりやすくなってしまいます。またコットは組み立てて使用するものが多く、慣れていないとスムーズに設置できず、時間がかかることもデメリットかもしれません。
コットの選び方も重要なポイント!
コットには3種類の高さがあり、基本となるのがハイコットとローコット。これは単純にフレームの脚の長さで分類されています。明確な区切りはあるわけではないですが、高さ10~20cm程度がロー、30~40cm程度がハイと呼ばれることが多いよう。また、脚の長さを調節できる2WAYコットも人気です。
地面からの距離が離れている方が温度の伝達を抑えられるため、暑さ寒さを防ぎたい人はハイコットがおすすめ。ただ、ハイコットの場合収納サイズが大きくなるため、自身の荷物量やテントのサイズによって選ぶと良いでしょう。