アウトドアの照明用具として欠かせないのが「ランタン」です。一口にランタンといっても、さまざまな種類のものがあります。今回はニューウェルブランズ・ジャパン合同会社 コールマン事業部の広報担当・神田新悟氏に、「LEDランタン」の特徴や選び方についてお聞きしました。
とにかく手間をかけたくないならコレ!
アウトドア用の照明器具「ランタン」には、主にガソリンを使う「ガソリンランタン」とLPガスを使う「ガスランタン」、電池などを使う「LEDランタン」の3タイプがあります。
ガソリンランタンやガスランタンは、準備作業やメンテナンスが大なり小なり必要です。その点、乾電池やリチウムイオン電池を使用するLEDランタンなら、そうした手間が一切かかりません。
LEDランタンはガソリンなどの燃料を使わずに灯すので、家のライトのようにスイッチひとつで点滅できるという手軽さが魅力です。現在は省エネ効果があり照射量も多いLEDランタンが主流です。LEDの明るさは「lm(ルーメン)」と表示され、目安としては1000lmで75W程度です。
「ガソリンランタンやガスランタンに比べると照射量が少なめですが、テントランタンやテーブルランタンとしては十分な明るさでしょう。何より燃料や火を使わないため、安心してテント内や屋内でも使えます。安全性が高く、小さいお子様連れにも最適です。家庭用のLED電球と同様に白色と暖色系が選べるうえ、最近では照射量の高いラインアップもあり、バリエーションが広がっています」
また、紫外線を発さないLEDには虫が寄り付きにくいという特徴があり、テントの内外で使うパーソナルランタンにも適していて、防災用品としても注目されています。乾電池のタイプに加え、リチウムイオンバッテリーを搭載した充電式ランタンも増えているので、ランニングコストも抑えられます。
「保管時に電池の過放電を抑えられる機能もあり、いざというときの防災用にもおすすめできます」