ナチュラルな見た目から、アウトドアでも利用される人気の木製食器。食べ物を盛りつけるだけでおしゃれな雰囲気が出て、気分も上がりますよね。お皿やボウル、カトラリーなど種類も豊富で、一式揃えている人も多いのではないでしょうか。しかし、ややデリケートな素材のため、扱い方を間違えるとカビが生えたり、ひび割れてしまうことも。今回は木製食器のお手入れの方法を紹介します。
知っておきたい木製食器の基本の洗い方
まずは基本の取り扱い方から。デリケートな素材といっても、洗う際は普段使う食器と同じような方法で構いません。中性洗剤とやわらかいスポンジで、傷がつかないように優しく水洗いしましょう。汚れが落ちやすいからといって水に長時間漬け置きするのは、カビが発生することがあるので注意が必要です。
最近は食洗機対応の木製食器も販売されていますが、表記がなければ基本的に食洗機で洗うことも避けてください。食洗機はお湯や熱風を使用するので、急激な温度変化に弱い木製食器は、ひび割れや反りが出てくることがあります。
また洗った後はすぐに水分を拭き取り、風通しのよい日陰で保管しましょう。保管場所に湿気が多かったり直射日光が当たったりすると、カビやひび割れの原因になります。
木製食器の塗料により、お手入れ方法が変わる
一見するとどれも同じに見える木製食器ですが、商品によって塗装方法が異なり、お手入れの仕方が変わってきます。大きく分けると、塗装はラッカー塗装、ウレタン塗装、オイル塗装の3種類。ラッカー塗装やウレタン塗装の場合は、塗料が食器をコーティングし、水や汚れをはじくので特別なメンテナンスは必要ありません。
しかしオイル塗装は食器をコーティングしているわけではなく、オイル自体が木に染み込んでいます。木の質感をより感じられる反面、長く使うことで表面が乾燥し、ツヤがなくなってしまうことも。