花好きや花写真家にとって大敵なのが〝風雨〟や〝夏の暑さ〟などの天候の影響。筆者も夏の暑い盛りに花の写真を撮っている時に眩暈がしてきた経験があります。そこで、雪が降ろうと猛暑日になろうと心ゆくまで花を楽しめる場所を探して見つけたのが、1年中花が溢れる「HANA・BIYORI」。有名なよみうりランドが運営する新感覚のフラワーパークです。今回は海外の人にも人気のHANA・BIYORIをレポートします。
日本最大級のフラワーシャンデリアで1年中”花”を楽しめる
HANA・BIYORIの敷地面積は約4万㎡あり、貴重な文化財を備えた日本庭園。世界で最も影響力のあるガーデンデザイナーの一人であるピィト・アゥドルフがデザインした「PIET OUDOLF GARDEN TOKYO(ピィト アゥドルフ ガーデン トーキョー)」。季節ごとの花が1万本植えられる「四季の庭」など趣の異なるガーデンがあります。
それぞれのコーナーで花が咲き乱れるHANA・BIYORIですが、メインはなんと言っても日本最大級の数である300鉢以上ものフラワーシャンデリアがあるHANA・BIYORI館です。
館の前にはフォトスポットが用意され多くの人が写真を撮って楽しんでいました。
HANA・BIYORI館は通年同じ温度に設定され、温室とは違い湿度も高くなく、天井から自然光が入る仕組みのため花が活き活きとし、数だけでなく株の大きさにも圧倒されます。
インスタグラムで人気のフクシアをはじめ、ベゴニア、ペチュニアなど季節によって咲く花が変わるものの、1年中見事なハンギングプランツを見られるのは嬉しいですね。
また、ハンギングプランツだけでなく、季節ごとに様々な花をディスプレイし、いつ行っても楽しめるのも特徴です。例えば筆者が行った時には多くのチューリップが配置され、少し離れた場所には珍しいブルーの胡蝶蘭が展示されるなど、HANA・BIYORIではシャッターを押す手が止まりませんでした。
館内には観葉植物やガーデン用品が購入できるショップがあり、花を鑑賞してお部屋にグリーンを置きたくなったら即購入できます。街の花屋さんにはなく、ネットショップでしか買えない珍しい観葉植物の品種も見かけました。
そして、じっくり花を見ながら館内を周った後は緑に囲まれたカフェスペースで、外に広がるガーデンを見ながらゆっくりカフェタイムを満喫できます。館内では他に時間ごとに実施される日本初の「マルチエンディング」を取り入れた花とデジタルのアートショーなど、さまざまな角度で花を楽しめる趣向が施されています。
コツメカワウソやもふもふ動物とのふれあいも
HANA・BIYORI館にはコツメカワウソや、ウサギなどのもふもふの動物達がいて、土日・祝日には餌やりや、ふれあいの時間があるので、家族連れで訪れても楽しめます。