昨今のアウトドアブームが追い風となり、クルマのカスタムの方向性も多様化を極めています。その昔であれば、クルマをリフトアップして愉しむスタイルは一部のヨンクオーナーたちに限定されていましたが、ここ数年のシャコアゲカスタムが隆盛を極め、さらに海外から上陸したアウトドア&旅のスタイルとしてオーバーランドが注目され、この日本でもルーフトップテントを載せた車上泊できるアウトドア&カスタムスタイルが少しずつ定着してきました。
オーバーランドスタイルのデリカD:5に注目
2024年2月10日(土)〜12日(月)の3日間、インテックス大阪で開催された「大阪オートメッセ2024」には、ローダウンからリフトアップ仕様までさまざまなカスタムカーが大集結。関西圏のカスタムフリークが3日間で延べ21万1738人を数え、大盛況のなか幕を閉じました。
そのなかで目を惹いたのは、車中泊やルーフトップテントを載せたカスタムカーたち。なかでもデルタフォースブースに展示された三菱デリカD:5は圧巻の存在感で、多くの来場者を魅了していました。
走行性能を損なわずに高い積載力を実現
注目はスタイリッシュかつラギッドに魅せるOVAL(16×7.0J+35・5-114.3)を履いた足元。マットスモークポリッシュのカラーリングが個性を放ち、デリカD:5の堅牢で精悍なスタイルを好演出しており、D:5をはじめとしたヨンク乗りから圧倒的に支持されているのも納得といえるコーディネート。
さらにルーフにはオーストラリア発のライノラック(Rhino-Rack)のパイオニアプラットフォームが備わり、スタイリッシュさはもちろん、空気抵抗による風切り音の低減や駐車場の高さ制限にも配慮しながら、積載性を格段に高めてくれます。
ベースキャリア不要でラックの積載が可能
特筆すべきは、ルーフラック(トレイ)の装着にはベースキャリアに載せるのが一般的ですが、トレイとバーが一体化されたパイオニアプラットフォームは、キャリアバーを必要とせず、車高(全高)をできる限り低く抑える設計を採用。車種専用設計のRLレッグ、またはバックボーンシステムによりクルマへの取り付けを可能にしています。また、パイオニアプラットフォームにはハードシェルタイプのライノラック製ルーフトップテントが載せられ、アウトドアシーンでのデリカD:5の可能性を広げてくれるスペックを誇ります。