都心からクルマで約1時間、山頂から雲海や富士山の絶景が望めると人気のキャンプ場がありました。しかし、台風被害や後継者問題などから、2022年に惜しまれながらも廃業。その廃キャンプ場となってしまった地を、今、東京都内の会社員たちが再生させようと奮闘しています。
最高のロケーションが楽しめるキャンプ場が復活
千葉県君津市に位置するキャンプ場「フォレストパーティー峰山」が、2024年3月16日(土)にプレオープンします。
「フォレストパーティー峰山」は、3代にわたり運営されていた、50年以上の歴史をもつキャンプ場でした。しかし、2019年に台風15号が直撃し、施設の大規模修繕が必要となるほどの大打撃を受けました。さらに後継者問題もあったことから2022年に廃業。
それを、会社員のかたわら「THIRD BASE(サード・ベース)」というキャンプ場を運営していた吉川隼大(よしかわはやた)さんが、全財産をはたいて、さらに借金までして買い取り、キャンプ場再生プロジェクトを始動させました。
約1kmの細く険しい山道を抜けた先に、「フォレストパーティー峰山」はあります。約1万㎡の広大な敷地に、13棟のコテージ・バンガロー、5つのテントサイトを備えています。3月のプレオープンでは、キャンプサイトを利用することが可能です。
なぜキャンプサイトのみのプレオープンかというと、施設はまだまだ修繕中だから。このキャンプ場は、代表の吉川さんをはじめとした都内に住むキャンプ好きの会社員たちが、週末に少しずつ修繕を行って、本格オープンを目指しているのです。
現在も、修繕費用にあてるためのクラウドファンディングを行っています。当初の目標金額だった100万円は達成され、そのお金でバンガロー3棟の修繕が行われています。こちらは、5月の正式オープンから利用できる予定です。
クラウドファンディングのリターンは、プレオープン時のキャンプサイト10%オフや、施設利用の割引電子チケットなど(いずれも先着順で人数制限あり)です。