アウトドアで料理を楽しむ際、ぜひ持参したい「クッカー」。スウェーデンの老舗メーカー「トランギア」のフラッグシップモデルともいえるのが、「ストームクッカー」です。同社の製品を展開するイワタニ・プリムスの広報担当・鈴木伶氏に、その特徴や使い方についてお聞きしました。
嵐の中でも使える「バーナー」一体型クッカー
キャンプで料理をする場合に欠かせないクッカーの中でも、トランギアの代名詞ともいわれているのが、「ストームクッカー」です。普通のクッカーとはどこがどう違うのでしょうか?
「ストームクッカーとは、バーナー一体型のクッカーのことです。通常のクッカーは焚き火やガスバーナーなどの火元の上に載せて使いますが、ストームクッカーはクッカーの下にアルコールバーナーと風防(風よけ)をあらかじめセットして使う形のものです。
ガスだと寒い時期や高い標高の場所では出力が落ちて火力が弱くなってしまうという弱点がありますが、アルコールなら気温や天候、標高に左右されづらく安定した火力が確保できます。嵐(ストーム)や強風の中でも使えるという意味で、ストームクッカーと名づけられました」
では、具体的にストームクッカーの構造を見ていきましょう。「ストームクッカーS」は1~2人分の調理に対応する、同サイズのソースパン2個とフライパンを組み合わせたセットです。
【データ】
■ストームクッカーS・ウルトラライト
参考価格: 1万5950円(税込)
重量:740g
サイズ・容量:収納時/φ18cm×10cm、フライパン/Φ18cm×3cm、ソースパン/1.0ℓ×2
付属:ハンドル、アルコールバーナー、ウインドシールド、ストラップ
※収納袋は別売
https://www.iwatani-primus.co.jp/products/trangia/burner/tr_27_3ul.html