焚き火にぶら下げて煮込むことも可能
「ビリーコッヘルは容量が2.5ℓの大鍋で、ソースパンには入らない塊肉の煮込み料理や具材の多い鍋料理などに適しています。吊り下げ用の取っ手がついているので、バーナーに載せるだけでなく、焚き火にぶら下げてコトコト煮込むことも可能です」
そして、特筆すべきなのは収納性抜群な点です。このビリーコッヘルの中にケトルやソースパンを重ねてすっぽり納まるように設計されており、フライパンをかぶせて付属のストラップを巻けば、取っ手を持って運ぶことも簡単です。
「見た目がスタイリッシュなうえ、スムーズにスタッキングできるように、ミリ単位にまでこだわって設計しています。これはデザイン性と機能性の両立を目指し、何度となく改良を重ねてきたトランギアならではの特徴といえます。また、ほとんどの製品をスウェーデンの本社隣にある工場で、手作業を含む工程を経て生産しているので、安心感があります」
ブランドは欧米でも生産はアジアという製品が多いなか、生粋のスウェーデン製品として、一線を画しているといえるでしょう。
ちなみに、4.5ℓの大型ビリーコッヘルにそのまま納まるので、さらに大人数(5~6名)にも対応するクッキングセットへ拡張させることができます。人数や作りたいメニューに応じて、使い分けてみてはいかがでしょうか。
【取材協力】
■トランギア(イワタニ・プリムス)