焚き火をするための道具を揃えたら、あとは薪に火をつければいいだけ。でも、薪ってどういうふうに置いたらいいの!? 実は、焚き火台の形や目的によって薪の組み方にもさまざまな〝型〟があるのです。今回はいくつかの組み方をピックアップしてご紹介します。
理想の焚き火シーンをイメージしながら薪を組もう
暖を取るため、調理をしたいからなど、焚き火といっても求めるものは人それぞれ。だからこそ、用途に適した薪の組み方をすることが大切です。
初心者にも簡単に組めるのが井桁型。別名キャンプファイヤー型とも呼ばれるこの組み方はもっとも一般的で、火力が強いので迫力があります。炎を鑑賞したい方向けといえるでしょう。
もうひとつ、美しい炎を堪能したいならティピー型(閉じ傘)もおすすめです。薪を円錐状に立てるため、火柱が高く上がり、周囲を明るくするのが特徴。火起こしが簡単なのも魅力ですね。
先述の井桁型に少し似ている焚き火台型(並列型)は、枕木を2本置き、その上に橋をかけるように薪を並べる組み方です。橋桁に当たる部分が平らになるので鍋を置きやすく、調理がメインの方にはぴったりでしょう。
少ない薪でも、長い時間焚き火を楽しめるのが花火型(開き傘)です。
中央部分に着火し、燃え出したら薪を内側に押し込みながら火を保ちます。炎を囲んで、しみじみと語り合いたいときにぴったりの組み方ですが、火が消えないようしょっちゅう薪の面倒を見る必要あり。難易度は高いですが、チャレンジしてみる価値はありますよ。
また、炎が小さいため、風が強いと消えてしまうことも。焚き火用の陣幕を用意すると安心です。