たくさんのキャンプ道具と日々接しているアウトドアショップの店員さんに、いま注目しているおすすめ製品を紹介していただくシリーズ。今回はUPI 表参道の店長、溜池剛太郎さんに「キャンプ場でゆったり、まったり過ごす!」をテーマに注目のアイテムを選んでいただきました。
まったり過ごすのにぴったりのハンモック
キャンプでの過ごし方は人それぞれです。いろいろなアクティビティにチャレンジしたい行動派の人もいれば、大自然の中で、時間を忘れてゆったりと過ごしたいという人もいるでしょう。
ここでは、アウトドアでゆったり、まったり過ごすのにびったりの手軽なハンモックをご紹介。溜池さんが推薦するのが「グランドトランク トランクテック ダブル ハンモック」(9900円※税込)です。「トランクテックは、2019年から販売が開始されたシリーズで、強度が高くて軽量。しかも、設営も片付けも簡単という魅力的なモデルです」(溜池さん)
やわらかいのに強度も高い独自素材で耐荷重は220kg
このハンモックは、独自開発の素材(マイクロリップストップナイロン)を使っていて、ソフトながら高い強度があって、通気性・速乾性がとても高いのが特徴です。「素材の表面をよく見ると、四角い格子状のようになっていて、裂けないようになっています」(溜池さん)
実際に生地に触れてみると、これまでに味わったことのない独特の感触があります。寝てみると、きっと心地いいだろうなと思わせる素材感なのです。しかも、こんなにやわらかいのに耐荷重は220kgという驚くべき数字。安心して体を預けられますね。
別売りの専用ロープを使うことでとても簡単に張れる
ハンモックを使うのは設営も含めてちょっとハードルが高いと思われがちですが、別売りの専用ロープ、「グランドトランク ツリー スリングス」(3300円※税込)などを使うことで、実に簡単に設営できます。
この専用ロープには、あらかじめ一定間隔で結び目とループが作られていますので、「木に巻きつけて、ハンモック側のカラビナを引っ掛けるだけです。慣れれば1分もかかりません」(溜池さん)。木に巻きつける部分には保護用のスリーブが付いていて、幹に負担をかけないように配慮がなされています。
ハンモックのサイズは約335cm×198cmなので、木と木の幅が4~5mくらいの場所を見つけて、その距離に合わせてロープを調整すればいいでしょう。ただし、木を使っての設営が禁止されている場合もありますから、ルールを守って楽しんでください。
体をやわらかく包み込んでくれて安定感は抜群
実際に寝てみると、体をやわらかく包み込んでくれるので、ストレスもなく、とても安定感があります。「横幅もけっこう広いので、寝ているときも落ちにくく、座って寄りかかったときも頭の部分をきちんと支えてくれます。もちろん、二人で座っても大丈夫ですよ」(溜池さん)
座るときは、ブランコに乗るようなイメージでお尻を乗せればOK。そして寝るときは、そのままお尻を軸にして向きを変えれば、自然と横になれます。
そして片付けるときは、「本体にくっついている袋の中にクシュクシュってまるめて入れるだけですから、とても簡単です。とても小さくなっちゃいます」(溜池さん)