屋外活動において、肌に触れるアンダーウェアは重要なアイテムのひとつ。
ポイントは、暖かさが持続して汗冷えを防いでくれること、フィット感と動きやすさを両立しているもの、そして素材や厚みなどが選ぶポイントになります。
寒い時期でも登山やスノースポーツなどをすると汗をかきますが、アンダーウェアが保水したまま着続けていると、体温が奪われて体が冷えてしまい、体調不良の原因となってしまいます。
今回は、汗冷えしないアンダーウェアについて、株式会社モンベル広報担当・大塚孝頼氏に、お話をお聞きしました。
キャンプ時のアンダーウェアに最適なアイテムとは
モンベルでは〝ジオライン〟と〝スーパーメリノウール〟という素材を使ったアンダーウェアを展開しています。
運動量が多いアクティビティをするならジオライン、動きの少ないアクティビティならスーパーメリノウールが向いています。キャンプで、焚き火をしたり、じっとした時間のほうが長い場合は、スーパーメリノウールがおすすめ。
ジオラインは、本シリーズのvol.1「レイヤリングの基礎知識」で紹介していますので、そちらをお読みください。
スーパーメリノウールの繊維は、表面は水を弾き、内部は湿気を吸収するという性質を持っているため、汗をかいても冷えを感じにくい。また、湿気をゆっくりと気化させます。そのため、急激な汗冷えを防いでくれます。デッドエア(動かない空気)を多く含むため、暖かさを生み出してくれるのも特徴のひとつ。
また、アンダーウェアは洗っても落ちないほどの頑固な汗のニオイが染み付いてしまうことも多いですが、メリノウールは汚れにくく防臭効果にも優れているので汗をかいても安心です。
【データ】
■スーパーメリノウール EXP. ラウンドネックシャツ
参考価格:9900円
カラー:ブラック(BK)、グレー(GY)、レッド(PAPRI)
サイズ:S、M、L、XL