ライトな山行でパッキング練習をしてみよう
上記パッキングの基本は、重量のあるテント泊や縦走などのシーンでは特に役立つノウハウだ。まずは慣れるために日帰りや山小屋泊など荷物の少ないシーンでのパッキングで練習しておこう。
その場合だとしても、山頂でしか使わないものなど取り出し頻度の少ないアイテムは下部に、使用頻度が高く緊急時使うものは上部に配置するくらいは意識したいところ。
「軽さを追求するのも良いですが、登山は経験値が重要なアクティビティなので、日頃から低山で少し重ためのものを持ってトレーニングしておくのも個人的には大切と考えているので、少し重めに荷物を詰めて冬場の低山を登っています」(宮城さん)
カメラなど精密機械を持って入山する場合は悪天候のリスクも考えてしっかりと守ってくれるクッション材が入ったポケットなどがついたザックを選ぶと良いだろう。
まずは一度自分の登山スタイルを分析してみてから実際にお店に足を運んでフィッティングしてみよう。あなたに合う相棒が見つかりますように。
【取材協力】
ジャック・ウルフスキン