いちごのおいしさの秘密はハイテクシステムにあり⁉︎
2018年に大森ファームを開園する前、代表の大森さんは横浜で技術者としてソフトウェアの開発などを手がけていました。
その技術を活かして、大森ファームの温度センサーや水やりの機械は、大森さんが自らつくったシステムで稼働しています。
気温が8℃以下になったら暖房が自動で動いたり、日照の量を感知して水やりが自動で行われたりと、ビニールハウスの中はハイテクです。
しかし、最終的に味を確認して調整していくのは大森さんのお仕事。いちごは水が多すぎると味がぼやけるので、水の量を絞ったりします。もちろん水が少なすぎてもダメなので、実際に食べながら様子を観察して微調整していきます。
水やりの回数は一日に0~20回以上まで差があるそうで、それを調整していくってさすがプロフェッショナル!
通常、いちごは商店に並ぶまで数日要するため、出荷の段階では完熟させない(輸送中に傷んでしまうため)のですが、安来市のいちごは近場で消費されるので、しっかり完熟させてから出荷できるのが魅力。山陰のいちごが人気な理由がわかります。
とはいえ、近場でも輸送に時間がかかることには変わりないので、ぜひ摘みたてのいちごを味わってみてください!
■取材協力:いちごの大森ファーム
いちご狩り体験:3月2日~5月30日まで ※現在5月6日分まで予約受付中
【プロフィール】
姫乃たま
1993年、東京都生まれ。10年間の地下アイドル活動を経て、2019年にメジャーデビュー。同年4月に地下アイドルの看板を下ろし、現在は文筆業を中心にラジオ出演や音楽活動をしている。2015年、現役地下アイドルとして地下アイドルの生態をまとめた『潜行~地下アイドルの人に言えない生活』(サイゾー)を出版。著書に『職業としての地下アイドル』(朝日新聞出版)『永遠なるものたち』(晶文社)など。音楽活動では作詞と歌唱を手がけており、主な音楽作品に『パノラマ街道まっしぐら』『僕とジョルジュ』などがある。