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山陰の低山で「日本」と「世界」の絶景を制す?  市街地からすぐなのに一大パノラマ「社日山縦走ルポ・前編」【中国・島根県安来市】

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  • 安来・世界平から眺める京羅木山と田園風景
  • 写日公園/登山口
  • 登山道
  • 石像
  • 登山道/ゆるやかな勾配
  • 登山道/日本台の分岐
  • 日本台から東
  • 日本台から北
  • 日本台から西
  • 日本台/直登する登山道
  • 日本台/お地蔵さん
  • 世界平/西側
  • 世界平/西側
  • 世界平からの中海・島根半島
  • 世界平からの京羅木山
  • 世界平からの十神山


「世界……平?」それは偶然、Google Mapを眺めていて見つけました。旅先で2~3時間ばかり予定がぽっかり空いて、ささっと寄れそうな場所を探していました。
島根県の端っこの小さな町・安来に似つかわしくない(失礼)〝世界〟の文字。しかもMapを拡大してみると「日本台」なる文字も……。世界だけでなく日本も??? いったいなぜ安来に??? ますます謎が深まります。

安来は、山陰本線の線路に沿うように、東西に市街地が広がっています。線路を挟んで寄り添うように伸びる稜線上に、そのふたつのスポットはある模様。地形図で見てみると、登山道を示す破線が伸びています。標高は100mにも満たないほどで、端から端まで2時間もあれば踏破できそう。

というわけで、「山陰の片隅で、日本から世界へ」。ひょんなことから向かうことになりました。

緑を全身に浴びながら楽々ハイキング

これから登る山は、正しくは社日山。登山口は、安来市民体育館の裏にある社日公園。安来駅から徒歩20分ほどですが、古い町並みを抜けながら歩いて行くと、あっという間でした。

しばらくはアスファルトの道で拍子抜け。急勾配を登り切るとすぐに土の道になり、ホッとします。緑がまぶしい木立に囲まれた中を、のんびり森林浴。市街地からすぐに、こんな場所があるとは。道端にはところどころに石像。巡礼の道でもあるようです。

尾根道はところどころ幅が狭くなっていますが、整備されていて幅も広く、とても歩きやすい道。ゆるやかな登りも苦になりません。

登山口から10分ほどで分岐が現われました。明るい日差しが差し込む左へそれてみます。

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