レストランスタイルのバーベキュー店舗「O.GARDEN GRILL」の管理運営と遊びと防災を一緒に楽しめる『晴海でASOBO!sai』などのイベントを企画運営している株式会社あおぞらが、2024年3月20日(水・祝)に東京都中央区の晴海ふ頭公園にて本格的アメリカンBBQコンテスト「American BBQ Cook-off@晴海ふ頭公園」を開催します。
本場アメリカのバーベキューの本質を知る
日本で一般的に認識されている「BBQ」(バーベキュー)は、屋外で仲間たちと集まって、ちょっと賑やかにお肉や野菜を焼いて食べるイベント(お花見や芋煮会)として捉えている人が多く、その際に食べるバーベキューは、薄い肉をサッと焼く「焼肉スタイル」が主流です。
しかし、ウィキペディアでは、“バーベキューとは、薪、炭、豆炭などの弱火によって肉や野菜、魚介類などをじっくり焼く料理、もしくは煙で燻す調理法や行為を指す”と記されています。
アメリカではバーベキューが盛んで、文化のひとつとして成熟しており、地域や家庭によってこだわりのスタイルやレシピが存在するほど、バーベキューイベントやパーティ、コンテストが数多く開催されています。このようにバーベキューを「行為」や「イベント」として指す場合でも、その調理方法は「大きなお肉の塊や肉の硬い部位を、低温で時間をかけてじっくり調理する」のがバーベキューの本質なのです。
本場アメリカのバーベキュースタイルとは
バーベキューの種類には、ロースト(あぶり焼きや蒸し焼き)やスモーク(燻製)などがありますが、大切なことは「低温で長時間」調理すること。弱火でじっくり調理することによって、とても柔らかくてジューシーなバーベキューが出来上がります。
またアメリカでは、バーベキュー料理はフランス料理やイタリアン、和食のように「料理のジャンルのひとつ」として確立されていて、アメリカ南部や中西部には、このじっくり燻したバーベキューフードを提供するレストランが多く存在し、朝から行列ができるほど人気のお店もあります。
日本でもバーベキュー場やバーベキュー店舗で塊のお肉をお客さまが焼いて食べるところもありますが(晴海ふ頭公園のO.GARDEN GRILLもそうです)、これはバーベキューではなく「GRILL(グリル)」に当たります(ステーキはバーベキューではなくグリルですね)。
そして、このバーベキュー料理を調理する人のことを「BBQ Pitmasters」(ピットマスター)と呼びます。バーベキューレストランでは、ピットマスターが店舗で実際にシーズニング(味付け)して、バーベキューグリル(スモーカー、カマド)を駆使しながら、火加減や焼き加減を調整。長時間かけてお店のバーベキューの味を決めていきます。
アメリカの家庭では、バーベキューは家主(父親)の仕事で、家主がピットマスター・ホストとなって客人をもてなします。このように日本とアメリカではバーベキューの認識が異なることをご理解いただけましたでしょうか。