アウトドア好きや旅行好きの間でブームになりつつある“車中泊”。自然を感じられたり宿泊費用を抑えられるなどのメリットがある一方で、安全面・衛生面の心配や駐車スペースが限られていたりなどのデメリットもあります。しかし、そんな車中泊のデメリットを払拭した駐車スペース「RVパーク」が全国に広がっているようです。
日本RV協会の認定車中泊スペース「RVパーク」
「RVパーク」とは“快適に安心して車中泊ができる場所”を提供するために、日本RV協会が定めた条件を満たし、認定された車中泊スペースのこと。現在では、日本各地の温泉施設や宿泊施設、道の駅や遊園地などの様々な施設にRVパークが設置されています。
このRVパークは、施設側からの申請により認定される仕組み。建物など「箱もの」の施設が必要なく、空いた土地が有効活用できることや、近隣への経済効果も期待できるため施設側としてもメリットのある取り組みになっています。
RVパークの認定条件とは
RVパークを開設するにあたって、日本RV協会は次のような条件を提示しています。
1.ゆったりとした駐車スペース(幅4m×縦7m)
2.24時間利用が可能なトイレ
3.100V電源が使用可能(1台あたり20A以上推奨)
4.入浴施設が近隣にあること(車で15分圏内)
5.ゴミ処理が可能
6.入退場制限を緩やかに(いつでも出入り可)
7.看板の設置(ロゴは日本RV協会が提供)
8.複数日の利用が可能
つまり、現在認定されているRVパークはこれら8つの条件が満たされているということ。電源やトイレなど車中泊の際に気になるポイントが網羅されているため、「設備が充実してるからありがたい」「入浴施設があるのが嬉しいよね」と車中泊好きからも好評のようです。