ロハスな家づくりをコンセプトに、岡山県美作市で注文住宅の設計や施工を行う工務店の小林工業。昨年開催されたGARDEX(国際ガーデン&アウトドアEXPO)では、軽トラックの荷台にサウナを載せた仕様を出展していましたが、「第97回 東京インターナショナル ギフトショー春2024」では、トラベルトレーラーにサウナルームを載せた『KOBAKO SAUNA CAR』(以下、サウナカー)を展示。会場では、昨今のサウナブームもあり、多くの来場者の目を引きつけていました。
KOBAKOサウナカーはサイズ違いの2タイプを設定
軽トラック、軽トレーラーに合わせて製作されたサウナカーは、全長1945mm×全幅1430mm×高さ1810mmとなるSサイズと、全長2405mm×全幅1430mm×高さ1810mmのS-Tサイズを設定。Sサイズにはテントサウナ用ヒーターが用意され、KOBAKOの外層にはガルバニウム鋼板を使用。
また、S-Tサイズには、Sotoburoの2時燃焼ストーブが置かれ、外装には住宅に使われるアルミサイディングが採用されています。この辺りは、常日頃から住宅の施工を担っている小林工業の強みといえます。
けん引免許不要でトレーラを引っ張ることができる
サウナトレーラーの魅力は、自然豊かなフィールドに出かけた先で思う存分、“サ活”できること。その反面、車両重量が750kgを超えなければけん引免許が不要で、普通自動車免許を取得していれば、愛車の後ろに牽引してサウナを持ち運ぶことができます。
ただし、知っておきたいのがトラベルトレーラーにも2年の車検が必要になること。その際に、法定料金(自動車税、自賠責保険、任意保険、車検費用、駐車場代)がかかることをお忘れなく。また、トラベルトレーラーにKOBAKOを載せてクルマで牽引するためには、ヒッチメンバーの架装が必要になり、その際は専門ショップなどでの架装が必要になります。
もちろん、トラベルトレーラーを自宅や私有地に常設する場合は車検の必要はなく、なかには常設しているユーザーもいるそうです。