火を育てるコツ① 薪をひっくり返す
どれだけ上手に薪を組んでも、全体がバランスよく燃え続けることはない。気がつくと薪の切れ端が残り、仲間外れになってくる。そうなる前に薪の向きを変えてやること。燃えていない面が火に当たるようにすれば満遍なく燃える。新たな薪はこのタイミングでくべる。
火を育てるコツ② 細かい薪や枝をつぎ足す
焚きつけの火力が弱くなってきたと感じたら、着火剤ではなく細かい薪や枝を足す。火種はできているので、着火剤ほどのサポートはいらない。薄く輪切りにした枝も使える。ノコギリがあれば、その場で必要な分だけカットできるので、焚きつけの節約にもなる。
火を育てるコツ③ 薪は必ず風下に足す
アウトドアでは無風の日は少なく、いつも風が吹いている。その風を味方にしよう。
炎は風上から風下に流れていく。その特徴を利用して炎が当たるよう、薪を足すときは必ず風下に置く。風上側に置いてしまうと、一向に燃えない。
火を育てるコツ④ 次に入れる薪を乾かしておく
市販されている薪は乾燥しているが、なかには燃えが悪いものもある。くべる前に少しでも乾かしておくと燃えやすくなる。焚き火台に立てかけたり、隅に置いておくなど、焚き火の熱を利用して乾かしておこう。石やコンクリートの上で日干しにしておくのも効果的。
【データ】
書名:『焚き火の本』
出版社:山と溪谷社