薪をとことん燃やす「二次燃焼型」
薪は熱せられると可燃ガスを発生しながら燃えるのだが、燃えきらなかったガスは煙になる。その煙に、熱せられた空気を送り込むことで再燃焼させる特殊な仕組みを持つタイプ。不完全燃焼を防ぎつつ、高火力状態をキープするので、煙の少ない焚き火が楽しめる。
特徴
●燃焼をサポート
●暖をとるのに最適
●早く燃えすぎる
この形が焚き火台の原型「逆四角錐型」
安定した燃焼効率と、薪をくべやすいことがポイント。逆ピラミッド型とも呼ばれている。焚き火台の元祖「スノーピーク」はこの形で、いまでも同型のモデルは多い。グリル台としても使い勝手がよく、ダッチオーブンを置いても耐荷重が高いのでビクともしない。
特徴
●タフ
●薪をくべやすい
●調理にも使える
シンプルイズベスト「サラダボウル型」
シンプルで飽きがこないデザイン。設営も簡単で、脚を広げるだけのものが多い。薪もくべやすく、脚を持って残った灰をガバっと捨てられる。この形ができたきっかけは、使われなくなったカーブミラーを分解し、ひっくり返したことがヒントになり生まれた説もある。
特徴
●飽きがこない
●薪が組みやすい
●炎が美しく上がる
今後の主流になるかも「特大フラット型」
近年のキャンプシーンは、ファミリーとソロの二分化が進んでいる。道具は小型・軽量化が主流になっているが、焚き火台は大人数に対応できて、薪がくべやすい特大サイズもおすすめ。火床が広いと、焚き火をしながら調理ができるのも大きな強み。今後の焚き火台は大型化が進むかも。
特徴
●ゆったり楽しめる
●調理と同時進行できる
●薪をくべやすい
【データ】
書名:『焚き火の本』
出版社:山と溪谷社