リフトアップしたスタイリングにポップアップルーフを搭載しながら、アーミーな雰囲気を醸し出すのが、4ナンバーのエブリイバンをベースに架装された「Smilefactry BASE off time」(以下、ベース・オブ・タイム)。一見、昨今人気の車高をアゲたカスタム車両のように見えますが、この見た目はもちろん最大の見どころは軽自動車ベースでありながら、4人就寝を可能にしていること。
ミニマムな空間を最大限に活用するアイデアが満載
このベース・オブ・タイムの魅力は、3パターンの多彩なシートアレンジを実現したこと。そのひとつが中央にテーブルを置きながら前後にベッドマットを使ったシートアレンジで、4人がゆったり寛げる空間が広がります。また下段のフルフラットベッド(幅1200mm×長さ1800mm)に加え、上段にもロフトベッド(幅1200mm×長さ900mm)を追加することで、下段を2名の就寝スペースとし、上段を収納として活用することで限りあるスペースを効率よく使うことができます。
また、上段のベッドは室内の後ろ側、もしくは前側にそれぞれ設置できるので、使い勝手に合わせてテーブルを置けば好みのリビングアレンジが可能。エブリイバンの助手席シートは前倒しにできるので、このスペースも活用すれば最大2640mmの空間が生まれ、長尺モノの積載も可能です。
室内空間を広くとる工夫はほかにも!
キャンピングカーには、シンクや給水・排水タンクなどを収めるキャビネットがありますが、ベース・オブ・タイムには電装系のスイッチパネルなどが埋め込まれた薄型のキャビネットが左右にあるだけ。
ただし、各リヤクォーターウィンドウにはサイドポケットが用意され、スマホやちょっとした小物の収納に便利。つまり収納を確保することで居住空間をスポイルするなら荷物の置き場はロフトベッドの上でOKという考え方です。