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橋で繋がれた島々を自転車に乗ったまま走破! しまなみ海道サイクリング【vol.08 番外編②:ゆめしま海道】

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

  • 海沿いを走る自転車
  • 岩城橋のレモン畑
  • 生名島の養殖場
  • 生名島のミカン畑
  • 生名橋を渡る写真
  • book cafe okappa
  • Uターンするブルーライン
  • 弓削大橋を渡っている写真
  • しまでcafe
  • 弓削島循環線から見える海の景色

瀬戸内海でサイクリングといえばしまなみ海道。何度もしまなみ海道に挑戦するよりも、少し気分を変えてみませんか? 

そこでおすすめなのが、因島の隣に浮かぶ4つの島々を3つの橋で結んだ通称「ゆめしま海道」。しまなみ海道と同じく島同士が橋で結ばれています。こちらを走ってみて、しまなみ海道との違いを見つけてみるのも面白いかもしれません。

今回のコースはいくつか立ち寄りスポットも紹介するので、45kmほどあります。立ち寄りに1~2時間費やしても、全行程5~6時間で走破できるでしょう。

海沿いの道を漕いだらカフェでまったり

今回のスタート&ゴールは、因島の「土生(はぶ)港レンタサイクル」。ここで自転車を借り、最後にここへ返却します。まずは家老渡(かろうと)港へ。ここからフェリーに乗れば、ほんの数分で今回のスタート地点、上弓削(かみゆげ)港へ到着します。ゆめしま海道のポイントは、最初と最後だけ船移動で、それ以外は全て島間を自転車で移動できる点です。

弓削島へ来たら行ってみたいのが「しまでcafe」。

島のお母さんたちが作るご飯は、なぜだか懐かしい気持ちにさせてくれます。ここへは、港から海沿いの弓削島循環線を南へ進めば12分ほどで到着します。海沿いの道からはゆめしま海道がつなぐ島々が見えます。これから行く佐島や生名島を眺めながら走れば、期待も高まります。カフェで島の食材を使用したフードメニューを味わい、ゆったりくつろいだら次の島へ出発です。

カフェからさらに弓削島循環線を進み、道なりに緩い上り坂を走って行くと風景が開け、海をまたぐ弓削大橋にたどり着きます。まずは、ゆめしま海道ひとつ目の橋を渡り、佐島に上陸しましょう。佐島は南北に長い島。弓削大橋は北部にあるため、橋を降りたらずっと南下していきます。

佐島名物と記念撮影! 島唯一のお店でご飯!

ところで、サイクリストにとって、大事な道しるべとなるブルーラインというものがあります。これは、サイクリングにおける推奨ルートのこと。しまなみ海道のサイクリングロードを始め、全国に様々な場所で見られます。

ゆめしま海道にも、もちろんブルーラインが引かれています。佐島港前を過ぎてブルーラインに導かれて行くと、島の西側、海沿いの道に出るので、ここをひたすら漕いでいきます。最初の5分ほどは海沿いですが、すぐに道は海を離れて、木々が生い茂る林の中へと入っていきます。しばらく鬱蒼としたアップ&ダウンした道を進みますが、最後には長磯の浜という小ぢんまりとした浜辺に出ます。

すると、途切れ途切れ引かれていたブルーラインが、最後にはなんとUの字を描いているのが見えます。これは、サイクリストの間で有名な佐島の名物、島の南端にある自転車珍スポット、「Uターンするブルーライン」です。生い茂る木々に囲まれた道が開けて、突然現れる海の景色も相まって、ここで記念撮影をする人も多いそう。

Uターンして再び来た道を戻り、ずっと北上すると、集落が見えてきます。ブルーラインを逸れて民家の間を進んでゆくと、島唯一の飲食店「book cafe okappa」が現れます。元保育所を改装したお店で、店名の由来はおかっぱ髪の女性が営んでいることから。

メニューはピザやカレーなど、お腹に溜まるものがあるので、ご飯を食べ逃した人はこちらで食べても良いかもしれません。軽いドリンクの販売もしており、本や漫画が並ぶ落ち着いた空間なのでここでドリンク片手にまったりしたい人にもおすすめのお店です。

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