海の上を走れる自転車道として、世界的にも人気が高いしまなみ海道サイクリングロード。長大なしまなみ海道の走破にチャレンジするのも魅力的ですが、思い切って自転車での山登りに挑戦してみるのも楽しいでしょう。
パノラマビューを目指して標高差283mの山に挑む!
向島には高見山という、標高283mの山があります。向島でのヒルクライムをがんばってみよう! という方におすすめです。高見山への自転車アクセス方法としては、2つのルートがあります。島の南側を通る立花ルートと、旧県道376号を通る向島洋らんセンタールートです。
立花ルートのスタート地点、立花海岸から山頂までは約3.2km。海岸からのスタートのため、海抜0mの地点から山頂まではかなりの高低差があります。大変そうに見えますが、じつは時間で見れば30分前後で山頂まで辿り着けるのです。
ルートの半分あたり、幸谷峠(こうやとうげ)までは緩やかな坂を道なりに進み、峠に差し掛かると分岐点があるので、高見山方面へ道を折れます。幸谷峠は、まだ標高97mの地点。ここから勾配がきつくなってきます。
前半は緩やかでしたが、後半は急坂が続きます。道の両脇は木々に囲まれていましたが、少しずつ眺望が開けてきます。途中、休憩がてら立花地区の街並み、瀬戸内海の景色、緑などを眺めてみても良いでしょう。体力に自信のない方は、自転車を押して歩いても。
がんばった甲斐があった! 展望台から見える島々
なんとか登り切ったその先には、360°のパノラマビューが待っています!
山頂には「瀬戸内海国立公園 高見山山頂 標高283m」という看板があるため、ここで自転車とともに記念撮影をしたいところ。
2階建ての展望デッキとトイレが完備されているので、ゆっくり休みましょう。ここからなら、木々に邪魔されずに素晴らしい見晴らしを堪能できます。以下は、デッキからの眺め左手から右手にかけて。
緑の中を駆け抜けたい人におすすめなのは、もう一つの向島洋らんセンタールート。洋らんセンターの駐車場奥からスタートします。
細い山道を通って鬱蒼とした山中を0.8km登り、立花側からの道と合流。その後は同じルートになります。