泊まりがけのキャンプでは、「寝袋」以外にも寝室づくりに欠かせないマットや枕などのアクセサリーがあります。最終回では、ニューウェルブランズ・ジャパン合同会社 コールマン事業部の広報担当・神田新悟氏に、寝袋以外の注目アイテムを紹介してもらいました。
快適な睡眠のためにマットは必須のアイテム
テント内で快適に眠るためには、地面からの冷気や凹凸の影響を受けない寝室づくりが重要です。そのためにも、テントシートだけでなく、マットが活躍します。
家のベッドで例えるとマットレスに当たる部分ですが、主に空気だけで膨らむエアーマットと、ウレタンを使ったインフレーターマットの2種類があります。
「エアーマットは電動のポンプなどで空気を入れて使うマットで、厚みがあり、クッション性が抜群です。また、空気を抜くとコンパクトになるので持ち運びがしやすく、自宅での収納スペースも取りません」
一方、インフレーターマットは圧縮されたウレタンフォームが内蔵されており、バルブを開けると空気が入り、厚みが生まれるマットです。
「例えば、『キャンパーインフレーターマットハイピーク』は厚さ10cmのフォームにより、柔らかな寝心地が楽しめます。まるで自宅のベッドのような寝心地で、空気圧を調整すると好みの柔らかさにすることができます。
収納ケースがポンプ代わりになり、簡単に加圧できるタイプで、ポンプ不要で手軽に設営可能です。逆止弁で設営時は空気が外に漏れにくく、撤収時は作業を止めても空気が逆戻りせず、スムーズに空気が抜けます」
【データ】
■キャンパーインフレーターマットハイピーク/シングル
参考価格:1万7490円(税込)
サイズ:使用時/約198× 68×10(h)cm、収納時/φ約21×72cm
重量:約2.7kg
材質:ポリエステル、ポリウレタンフォーム
仕様:収納ケース式ポンプ
付属品:収納ケース
意外と忘れがちな枕も安眠をサポート
家同様、テント内でもあると眠りやすいのが「枕」です。「タオルや荷物を枕代わりにしてもいいのですが、やはりあるのとないのとでは大違いです。例えば、『コンパクトインフレーターピローⅡ』は、肌触りがよく、滑りにくいピーチ加工を施したコンパクトピローです。
中にはウレタンフォームが入っており、バルブを開けるだけで自然に膨らみます。中央部のくぼみが安定感抜群で、安眠をサポートしてくれます」
【データ】
■コンパクトインフレーターピローⅡ
参考価格:2970円(税込)
サイズ:使用時/約48×31×9(h)cm、収納時/φ約10×32cm
重量:約280g
材質:ポリエステル、ポリウレタンフォーム
付属品:収納ケース