焚き火を囲んで楽しむ機会が増えると、もっとファイヤーアイテムを充実させたい欲がふつふつと……。そんなとき、何を増やしたらいいのか。さまざまなアイテムがあるなかで、今回注目したいのがリフレクター(反射板)です。マストではないけれど、あったらベターなリフレクターの機能や使い方など、実際に体験してそのスゴさに迫ります。
リフレクターを使うメリットとは?
焚き火台を囲むように設置するリフレクターは、いったい何のために使うのか。その役割は大きく分けて2つあります。
まず、風を防いでくれるということ。体には心地よいと感じる微風でも、火起こしで苦戦したり、風に煽られて火の粉が飛んだりと、多少なりとも風の影響を受けます。風を防げば炎が安定して、長く焚き火を楽しむことができます。
もうひとつは、暖かさをより感じられること。「反射するもの」を意味するreflectorの名の通り、焚き火の熱を反射させることで、暖かい空気を逃さずに暖を取ることが可能です。
コンパクトな焚き火台にぴったりなソロ用リフレクター
焚き火用のリフレクターは金属製、布製の主に2種類ありますが、今回選んだのは、地面に置くだけでOKな金属製タイプ。青森のアウトドアブランド「フェニックスライズ」のソロ用リフレクターを用いて、その威力を体感してみたいと思います。
5つ折りになっているリフレクターは、飲食店にあるメニューブックほどの大きさといったところでしょうか。
リフレクターは、大きければ大きいほど風防の役割をしっかり果たしてくれます。しかし、アウトドアならではの開放感も味わいたい。というわけで、焚き火台の高さよりプラス30cm以上のものを選ぶのがひとつの目安となります。
今回はリフレクターと同じ、「フェニックスライズ」の焚き火台「フェニックスグリル」と組み合わせて使います。
自立式につき、焚き火台を囲むように設置するだけでOK。布製のリフレクターの場合は、ペグを使って固定する必要があるので、手軽さでいったら金属製に軍配があがります。また、風向きが変わった際、すぐにリフレクターの設置角度を変えやすいのもうれしいポイントでしょう。