たまには川の水がなくなることもある
川の水はなくならないということでしたが、雨がふらなくて川の水がなくなることはありますよね。
「静岡市で起きた少なすぎる雨の影響で、『安倍川(あべかわ)』というとても大きな川の水がほとんどなくなってしまったことがありました。これを『瀬切れ(せぎれ)』といいます。安倍川の普段の水量は約40㎥/sと荒川より若干多い水量ですが、ごくたまにそのようなことが起こるみたいです。
また、砂漠地帯などにある『ワジ』と呼ばれる川は、雨がふる時にしか水が流れません」
他にもそんな例はありますか?
「北海道の札幌(さっぽろ)は、先住民アイヌの人たちの言葉で「サッ・ポロ・ペッ(乾いた・大きな・川)」と呼ばれていたようです。これは実際に水が乾いたわけではありませんが、川の大きさに比べて水量が少ない様子を表したものとも言われています」
私たちの生活に欠かせない川の水は、地球の中でくるくると循環しているだけだったのですね。地球上の水の量は14億k㎥と言われていて、その総量は変わらないそうです!