寝室とリビングが一体の「2ルームタイプ」が主流
例えば、自分一人のソロキャンプであれば、必要以上に大きいテントやアイテムだと準備や撤収が一人では大変になってしまうので、なるべく軽量でコンパクトなものが最適です。一方、ファミリーキャンプは子どもも楽しめる、圧迫感が少ない大きいテントが過ごしやすいでしょう。
キャンプに行く時期によっても、夏場なら日光を遮断して涼しく過ごせるタイプ、冬場なら冷気や結露を防ぐ機能のあるものが役立ちます。
「テントは夜寝る寝室として使うのが主目的で、これにリビングの空間をつなげて作るのが基本です。現在主流なのは、この2つがあらかじめ一体になった『2ルームタイプ』です。設営が一度で済むうえ、室内が囲まれているのでプライバシーも守られます」
これに対し、半球体状の「ドーム型」やポールが1本で簡単に設営できる「ワンポール型」は、寝室部分のみのテントです。日よけ、雨よけのタープをどのように張るかによって、キャンプサイトや気候に合わせた自由なアレンジが可能です。
「テントを選ぶ際は必ず定員を確認し、適したサイズを選びます。ただし、ゆったり過ごしたいなら実際の人数より少し定員が多いものを選ぶといいでしょう。また、天井が高いものを選ぶと、室内でかがむことなく生活できるので快適です」
人数や目的によって使い分けたいテント。まずは、いつ、誰とどのようなキャンプをしたいのかをイメージすることから始めてみましょう。
【取材協力】
■コールマン