サイクリストに人気のジェラートでビタミン補給
因島から生口橋を渡ると、レモンの島の生口島へ。島の中心の瀬戸田の市街を目指す途中にある「しまなみドルチェ」は、地場産のフルーツを使ったジェラートが、サイクリストに人気。瀬戸田のレモンと伯方の塩のダブルジェラートは一番人気で、フレッシュな柑橘とまろやかな塩気が、速攻でビタミン&エナジーチャージするのにうれしいスイーツです。
瀬戸田は耕三寺の門前町で、昭和の商店街の風情があふれる「しおまち商店街」には、名物のレモンケーキを扱う菓子店が点在。老舗の「向栄堂」はその元祖とされ、ふわふわのスポンジケーキとレモンチョコのコーティングが相性抜群です。
耕三寺の丘の上には、大理石で作られた庭園「未来心の丘」が広がり、頂上からは斜面に広がる柑橘の畑のたもとに、瀬戸田の市街を一望できます。散策後は併設の「カフェクオーレ」で、特産のレモンを使ったレモネードでひと息。酸味がまろやかで、さっぱりといただけます。
レモンのふるさとの斜面に上り島風景を臨む
瀬戸田の市街を抜けると沿道にパームツリーの並木が続き、南国風の青色の海に沿った爽快なシーサイドサイクリング。道中では「瀬戸田レモン」のロゴ入りトラックに抜かれたり、選果所があったりと、レモンの島らしい雰囲気が感じられます。
島の西端はレモン畑が広がる、「レモン谷」の斜面。瀬戸田は国産レモンの発祥の地で、昭和30年代には日本一の産地だったことも。畑には発祥の地碑のほか、レモンを模した怪獣のオブジェやベンチもあり、多々羅大橋を臨みながらレモンに囲まれて過ごせます。やや先には柑橘類のテーマパーク「シトラスパークせとだ」も。レモンの農園では収穫には、レモンを摘む体験もできます。
帰りは来た道を引き返して、瀬戸田港から土生商船の旅客船で三原へ。自転車の持ち込み可で、レンタサイクルは瀬戸田港観光案内所で返却できます。瀬戸田には宿泊施設も多く、レモンを使った料理やレモン風呂が人気の宿も。柑橘づくしのサイクリングのプラスアルファで、1泊してみるのもいかがでしょう。
【移動チャート】
尾道港 → 20分★ → 重井東港 → 7分 → 因島フラワーセンター → 10分 → 馬神除虫菊畑 → 20分 → JA尾道市はっさくゼリーセンター → 5分 → 生口島橋 → 35分 → ドルチェ → 15分 → 向栄堂 → 2分 → 耕三寺(カフェクオーレ) → 25分 → レモン谷 → 40分 → シトラスパーク瀬戸田 → 45分 → 瀬戸田港 → 30分★ →三原港
※「★」は船での移動
■制作協力:シクロツーリズムしまなみ
【データ】
■因島フラワーセンター
https://www.city.onomichi.hiroshima.jp/soshiki/38/1041.html
■JA尾道はっさくゼリーセンター
https://in-no-shima.jp/map/store/76/
■しまなみドルチェ
■向栄堂
https://www.instagram.com/koueidou_13/?hl=ja
■カフェクオーレ
https://www.kousanji.or.jp/shop.html
■シトラスパーク瀬戸田