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素材や形状、長さの違いとは? ショップ店員に聞くアウトドアの基礎知識【ペグ編 vol.01】

楽しい外遊びはソトラバで。アウトドアWEBメディア Soto Lover

軽くて持ち運びやすいく形状も多彩なアルミペグ

アルミ製のペグは、軽いので持ち運びに便利で、錆びにくいのが特徴です。V/U型、Y/X型、スクリュー型などさまざまな形状のものがあって、製品によってデザインやカラーも多彩です。「V/U型やY/X型は、プラスチックペグと同様に地面に触れる面積が大きいため、抜けにくいといったメリットがあります」(佐藤さん)。ただ、金属としてはやわらかいので、硬い地面で使うと曲がってしまう心配もありますし、V/U型、Y/X型になると、溝に土などが付着しやすいので、手入れが必要です。

ジュラルミンは、アルミを加工した、より軽量かつ曲がりにくい硬い素材です。「とても軽くて持ち運びが楽ですので、山岳テントなどでよく使われます」(佐藤さん)。形状はY型やピン型などが主で、アルミペグと同様にカラフルなものもあります。ただし、硬い地面には向かないのと、サビには要注意。使ったあとのお手入れが重要です。

チタンは、「軽量かつ強度があるので、徒歩キャンプやバイクでキャンプに行く方におすすめです」(佐藤さん)。軽くて強く、錆びにくいなど最強の条件を揃えているペグですが、価格が少し高いのが難点です。

このように、ペグにはさまざまな素材があって、それぞれに持ち味があります。すべての種類を揃える必要はありませんが、自分の使い方や、よく行くキャンプ場の地面を想定して、いくつか異なるタイプを用意しておくといいでしょう。
                                 

【取材協力】

■石井スポーツ ヨドバシ横浜店

■住所:神奈川県横浜市西区北幸1-2-7 ヨドバシ横浜7階

■URL:https://www.ici-sports.com/shop/yodobashiyokohama/

■佐藤 洸さん(キャンプ用品担当)

3年ほど前、姉に誘われて初めてキャンプに行き、一気に夢中に。いまでは、休日に少しでも時間が取れれば、ソロキャンプに出かけている。大自然のもと、ゆったりと時が流れていく中で、日常を忘れて気分転換ができる、この“ひととき”が最高。

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