ズワイガニを食べてほろ酔いウォーキング
展望台から歩くこと約20分。
今度は「ズワイカニ」が出てくるというガストロポイントに到着しました。
ここで食べられるのは、鳥取でとれた、ボイルの紅ズワイガニ。
カニにはすでに切り込みが入っているので、箸で身を取り出していただきます。
ズワイガニの旨味が濃厚!
これこそ日本海の幸。カニ味噌をつけて食べるとなおおいしくなりました。
食事スペースは芝生の上にあって、すでにカニを食べ終わったらしい参加者の方々は、その場で湯梨浜町発祥のスポーツ「グラウンド・ゴルフ」を楽しんでいます。
「おいしいものを食べて、からだを動かすのってこんなに楽しいのね~」とご婦人が笑っているのを聞いて、たしかに運動と食事って相乗効果になってるんだなと気がつきました。
すでに歩くこと6kmほど。ですが、合間合間に食べているので、不思議と疲れを感じられませんし、この合間のウォーキングがあることでグルメが一層おいしくなっている気がします。
そして各ガストロポイントではいろいろな地酒がふるまわれるので、ほろ酔い気分でウォーキングするのも、また新鮮で楽しいのです。
その後のガストロポイントでは、梨の果汁を使用した甘みたっぷりの「あいちゃんキムチ」、鳥取のご当地B級グルメ「牛骨ラーメン」をいただきました。
キムチは辛いだろうな~と身構えて食べたのですが、これがすっごくあまい!
梨の果汁を使用しているからなのだそうで、これなら子供も喜んで食べそうです!
牛骨ラーメンは、その名の通り牛骨からスープの出汁を取る鳥取県のご当地ラーメン。豚骨とはまた違った、牛脂独特の旨味がありました。
こうした地元の密かな名産品に気がつけるのも、このイベントのいいところですね。
天国気分でゆったり温泉に浸かる!
あれこれ食べ歩きながら先へ先へと進んでいると、いよいよこのイベントの出発地点でもありゴール地点でもある最後のガストロポイント「中国庭園・燕趙園」が見えてきました。スタートからすでに4時間が経過。長いようであっという間でした。
ゴールにたどり着いたら、最後にしめのデザートです。
梨王国である鳥取らしく、果汁たっぷりの「二十世紀梨」。さらにサービスで、大きなサザエもいただきました。磯のいい香りに、口いっぱいに広がる魚介の旨味。これで味付けは酒だけだというのですからすごいですね。
おいしかった、ごちそうさまでした!
そして最後には、付近5カ所の施設で使える温泉入浴券を受け取り、周辺の施設で温泉に浸かりました。
ああ、天国……。
たくさん動いて、おいしいものを食べておなかもいっぱい。そして温泉で疲れも癒せるなんて、こんなに贅沢なウォーキングがあっていいのでしょうか。
体もほかほかになってお風呂からあがると、同じくお風呂上がりであろう参加者の人たちがわいわいと集まって、「楽しかったね~」「鳥取また来よう!」とにこやかに笑っていました。
ゆっくりウォーキングを楽しみながら、おいしい地元グルメと温泉を堪能できる、ガストロノミーウォーキング。
今回は鳥取県湯梨浜町で開催されたイベントをご紹介しましたが、こちらのイベントは全国各地で随時開催されています。
「でも、お高いのでしょう?」と心のマダムが口出ししてくるという人もいるかもしれませんが、じつはこれ、開催場所にもよるんですが、参加費は3000円程度。居酒屋に行ったらすぐになくなるような金額から参加できるんです。
みなさんもぜひ、温泉地をおいしく食べ歩く「ガストロノミーウォーキング」に参加して、気になる温泉地のよさを体感してみてくださいね。
■ONSEN・ガストロノミーウォーキング