雷被害の倒木は登山道整備に使用
こちらは数カ月前に雷被害にあった樹木。朝に登山客が見つけて宿坊に通知してくれたおかげで大きな被害にはならなかったとのことですが、もし火が広がって大規模伐採に繋がったら大変なことでした。常に危険と隣り合わせということを意識しつつトレッキングを楽しむことが大切ですね。
そのまま樹木が置いてあるのは、登山道の階段舗装などの際に出来るだけ資材を再利用する「近自然工法」を用いているからだそうです。SDGsの観点から見ても良い取り組みですよね。
こちらが近自然工法で舗装された階段。
資材を再利用し、ねじなどの人工物を使わず石や木をストッパーにして舗装。出来るだけ自然由来のものを使用して環境保護に努めているとのこと。頭が下がります。
こうして山行中、リアルな現場を解説付きでめぐっているうちに、無事に山行できているのは、多くの人の協力があってこそなんだなと再認識することができました。
これからも、登山の際は自然や安全な環境を守ってくれている人たちに感謝しながら大地を踏みしめたいと思います。
【データ】
■JACK WOLFSKIN
■環境保全プロジェクト「WOLFUND」